皆さんボナセーラ!初めて登場する副会長です。

私は現地時間2018年5月19日(土)15時キックオフの2017/18セリエA第38節ユヴェントスvsエラス・ヴェローナの試合を観に行ってきました。この試合は、2017/18シーズンの優勝を祝うフェスタであり、そして何よりジジ・ブッフォンのユヴェントスでのラストゲームでした。

試合当日の朝にトリノに到着しましたが、市街地のガリバルディ通りにあるユヴェントスストアはオープンと同時にたくさんの人が詰めかけ大賑わい。皆、先日発表された2018/19シーズンの新しいユニフォームやスクデット7連覇を祝う記念Tシャツを購入しているようでした。

グッズ購入を済ませ、バスに乗ってユヴェントススタジアムに向かうと、そこはすでにお祭りの雰囲気に。やはり、ブッフォンのユニフォームを着ているティフォーゾが多く、中には自分たちで作ったブッフォンを称える特別なTシャツを着ている人もいました。

チケットを手にゲートへ向かい(バーコード付のPDFになって便利にはなったけど、何か味気ない!?)、セキュリティチェックを通過すると、歓声が聞こえてきます。僕が今回座ったシートはメインスタンドとクルヴァノルド(中継画面の左側のゴール裏です)の間のコーナー付近でした。

ジジ・ブッフォンのラストゲーム

試合前にはコレオグラフィーも披露され、いざキックオフ!ユーヴェはルガーニとピャニッチのゴールもありリードする展開。そして、ついにその時が来てしまいました。64分、ジジとカルロ・ピンソーリョとの交代がアナウンスされると、ティフォージはスタンディングオベーション。ジジはチームメイトやヴェローナの選手とハグを交わし、ピッチを後にします。

鳴り止まない拍手にジジも手を挙げて応えますが、ティフォージの歓声は終わりません。ジジはベンチを立ち上がり、スタジアムを一周することでファンの期待に応えます。

ジジ・ブッフォンのラストゲーム

僕も前の方に行ってジジと握手を試みるも、残念ながらタッチできず!しかし、一人ひとり丁寧に対応するジジはさすがカピターノといった振る舞いでした。

試合は1点返されるも、2-1でユーヴェが勝利し、セリエA7連覇とジジの退団に花を添えました。試合後は優勝セレモニーが行われました。No.2のマッティア・デ・シーリョから背番号の順に選手が紹介され(インテルへの移籍が噂されるアサモアの時に「飛ばないやつはインテリスタ」がチャントされました笑)、トリにアッレグリ、そして大トリはジジ・ブッフォン!優勝トロフィーが手渡され、力強く掲げます。

試合終盤から降っていた雨はセレモニーの時にますます強くなり、天もジジの退団を悲しんでいるようでした(後から聞いた話だと、降雨があったのはスタジアム周辺だけだったとのこと)。

セレモニーが終わった後は、数年ぶりに復活した市内をバスで回る優勝パレードです!スタジアムを出発したバスはトリノ市街地に入り、まずはカステッロ広場でティフォージがお出迎え。キャリア初のスクデットのベルナルデスキが一番張り切ってました。

ジジ・ブッフォンのラストゲーム

その後バスはポー通りをゆっくりと進み、ヴィットーリオ・ヴェネト広場が終着点。最後にジジのチャントをみんなで歌って彼を送り出しました。彼にビッグイヤーを掲げさせることができなかったのは心残りですが、それでも歴史上最も偉大なカピターノの一人であることには変わりありません。

過去のレジェンドたちが紡ぎ、ジジが受け取ったバトンは誰に託されるのでしょうか。いま所属するどの選手に託されるとしても、ユーヴェの未来がより素晴らしいものになることを祈って筆を置くことといたします。

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